休日出勤も多いケアマネージャー

ケアマネージャーが所属している事業所は、定休日を設けている場合が多いです。しかし実際には、定休日でありながら休日出勤も多く見られます。例えば利用者のキーパーソンが働いている場合、ケアマネージャーが会えるのはキーパーソンの仕事が休みの日に限られます。特に利用者だけでは判断が難しい場合、キーパーソンと直接会って話す必要があります。そのため、キーパーソンの予定に合わせて休日出勤する場合も少なくないのです。
また、ケアマネージャーは緊急時の対応に追われる場合もあります。例えば利用者が急に入院した場合、医療機関への速やかな情報提供が必要です。特にキーパーソンがいない場合は、ケアマネージャーが対応せざるをえない場合もあるでしょう。そして、利用者の退院が決まったら、退院後に安心して自宅での生活を送ることができるようにサービスを整えなければなりません。
自宅での生活のためには、介護用ベッド・手すり・杖といった福祉用具の他に、日中の介助としてヘルパーが必要になることも考えられます。場合によっては退院後すぐに必要になる場合もあるので、その際は休日に出勤して対応するケースも多いです。
ケアマネージャーは利用者の生活環境を整えるために、ケアプランの作成・各種関係機関への連絡調整などを行います。その際、利用者の状況に合わせて柔軟に対応する必要があるため、休日に出勤する場合も少なくないのです。なお、ケアマネージャーの場合、書類作成をはじめ日々いろいろな業務を担っています。常日頃から様々な業務に取り組む必要があるため、休日出勤した分を代休・有休で補うことはなかなか難しいのが現状です。