ケアマネージャーとして初めて働くにあたって、業務の相談をしたいとき、周囲に同じ職種がおらずに困るケースもあるようです。ケアマネージャーが転職する前に、以下のことに気をつけてもらえたら、失敗のない事業所選びにつながります。
まず、ケアマネージャーは施設ケアマネージャーと居宅ケアマネージャーの2つに大きく分かれます。未経験でケアマネージャーに転職するのであれば、まずは居宅ケアマネージャーから始める事をオススメします。なぜなら、困った時や不安な時に、同じ職種の同僚・先輩からアドバイスをもらいやすいからです。
施設ケアマネージャーはその施設の規模によって人員基準の枠があり、特別養護老人ホームや介護老人保健施設といった施設では100人の利用者に対し1名の配置で良いためケアマネージャーは多くの人員を置く必要がありません。一方で居宅ケアマネージャーはケアプランセンターという事業所で勤務し、1人で運営されている事業所もあれば10名以上で運営している事業所もあります。アドバイスをもらえる先輩や同僚が複数いる居宅ケアマネージャーの事業所の方が、安心してスタートを切れるでしょう。
特定事業所加算を取得する事業所は、年々増加傾向にあります。その理由は、特定事業所加算の算定要件に、一つのケアプランセンターにケアマネージャーが常勤換算で3名以上在籍していないと算定できないとなっていることが挙げられます。特定事業所加算を算定する事業所が増えているという事は、複数ケアマネが在籍していてアドバイスをもらいやすい事業所が増えた、という見方ができます。そのため、転職を検討する際には、勤務先や給与以外にも事業所にケアマネージャーが何名在籍しているかという部分も確認するようにして下さい。ケアマネージャーの転職を成功させるためには、『ケアマネとして働きたい!』にもいろいろなポイントがまとめられています。