ケアマネージャーの資格を取得して働く場所を探すときには、待遇面も含めて多角的に判断することが求められます。まず、事業所の属性に関して、訪問介護や通所介護といった在宅系併設型なのか、それとも独立型なのか、特別養護老人ホームや老人保健施設のような施設系併設型なのかなど、選択肢は豊富です。加えて、病院系併設型や小規模多機能型居宅介護施設のように、地域密着型もあります。
規模やエリアの情報を得ることも重要です。事業所の数は単独なのか、それとも複数なのか、人数は1名から50名あるいは100名なのかなども情報として集めていきます。さらに、事業歴はどれぐらいあるのかや対応する市町村数や移動距離など、エリアに関する情報も集めます。
加えて、ケアマネージャーとしての研修の有無も確認します。もし研修がある場合には、費用の補助の有無も見ておきましょう。職能団体などの研修への参加は、どこに対して積極的に参加しているかなども確認しておきます。ほかにも、イベントや旅行、懇親会などが行われているかどうか、定例会議やカンファレンスをきちんと行えているかどうかに関しても調べておくと安心です。
新人ケアマネージャーは、事業所でさまざまなことを学び、学んだ内容を実践することで相談援助技術の基本を身につけていきます。同行訪問させてもらったり、スーパービジョンを依頼することも大事です。その時に気になるのが先輩ケアマネージャーの属性です。既に働いているケアマネージャーの基礎資格や年齢、世代や前職の他、これまでのキャリアや得意、不得意スキルに関してもできる限り情報を集めて職場を選んでいけば、関係作りもスムーズです。そのうえ、好感度や評価も上がりやすくなります。